キレイな歳のとりかた研究所

だから私は、年を重ねることに、責任を持つ

ひと言で説明できない職業についてのフシギ

昔から不思議に思っていること。

それは、社会的に認知されているが、ひと言で説明できない職業について。

 

・編集者(もしくはプロデューサー)

コンサルタント

 

どちらも、成果が目に見えないところが非常に似ている。(もっといえば、経済学者とか社会学者とか●●コーディネーター、●●カウンセラーなんかも入ってくると思いますけど)自分では何も作らないのに、人にアドバイスしたり好き勝手意見を言うところもよく似ている。もちろん、手がけた書籍や雑誌、業績が伸びた企業など見える結果はあるかもしれないが、頑張って結果を出しているのは当事者たちだ。本で言えば著者だし、雑誌でいえば登場しているタレントやモデル、取材された人々。企業であれば社員。

 

著者を見つけて来た、見せ方の違いで面白くもつまらなくもなる…云々。色んなツッコミが聞こえてきそうですが、「詐欺師」みたいなもんだなとも思います。だって、その”アドバイス(斬り口?)”がどのように成果につながったのかはわかりませんから。

 

世の中にはこの肩書きで仕事をしている人が多くいて、そこにお金を払う人や企業も多い。かくいう私もこの肩書きで飯を食っている。だからこそ、自分への問いかけとして「一体、何者なんですか?」という疑問がずっと消えない。それは、私自身がこれといった成果を出していないことと、一緒に仕事をした人たちが「本当にあなたのおかげだ!!」と歓喜するような提案や仕事ができていないからだ。

 

私は今、仕事に思い切り悩んでいる。全くわからなくなっている。何をしたらいいのか、この仕事の意義が見いだせないでいる。

 

お客さん(企業や個人)が、なぜこの得体の知れない「編集者」だの「コンサルタント」だのにわざわざ「勝手な意見」を聞くためにお金を払うのだろうか。不思議でならない。お金を払う側の方が「その道のプロ」だったりするのに、なんで「素人」に「意見」を聞くのか?

 

自分の仕事を見つめ直すためにも、このブログでこの「アドバイスを求めたくなる心理」というものを突き詰めて考えてみたい。